「運河の俳句」の記事一覧

蠟梅
運河の俳句 2023年2月号より
運河の俳句 2023年1月号より
運河の俳句 12月号より
運河の俳句 11月号より
運河の俳句 10月号より
運河の俳句 9月号より
馬鹿の花  谷口智行 海に腹さらす村々浜おもと陸よりも海が隆々馬鹿の花どこからが海どこからが出水川産院と墓地は地続き夏の月田の水を捌きし石も灼けゐたり菱波立つ土用の沖のひとところ蚊のごとく諸手にうたれ二化螟蛾衣嚢より玉虫の翅蟬の殻波音も藪蚊…
運河の俳句 8月号より
蛇日和    谷口 智行妖しくも眩し梅雨入の熊野灘僧房を遺す神領さるをがせ田頭に寄り合うてゐる蛇日和孟夏なれリヤカーに置く拡声器谷蟆か小豆洗ひの音きこゆ休耕の御饌田に散りて竹の皮青梅雨の草木鳥獣虫魚かなお互ひの見ゆるところに昼寝せりいちれ…
運河の俳句 7月号より
五月憂し      谷口 智行 春雷のただよふごとく遠ざかるひじき蜑海のうねりをくねりといふ言ひわけをせざる生きざま焼栄螺雉の声コーセーセンクーと聞こえけり煙雨とて山割る力花うつぎ海風の届かぬ鄙に海桐咲く吾のみ知る七里御浜の青大将ふた…
運河の俳句 6月号より
山 吹               谷口 智行山吹や筏流すに巌毀ちつづ桶に蕾の桃をひさぎをりものいひのやさしひひなの日の姉は春笋を掘れり晴れても曇りても鳥の名はとき魚に訊けよ風光る   「とき魚」は深耕集の檜尾とき魚さん野遊を終へてたがひ…
運河の俳句 5月号より
もの言ふくちびる                谷口 智行鰹来るころ海境のすみれいろ波音をそがひに蕗の若葉摘む芳春の紀へと運河の引かれけりお四国のまんまんなかの山桜春の鳶港の空に飼はれゐる米の田の四方をかこみて麦青む乾きたる水車のきしむ登…